もうすぐ夏ですね!

可愛い夏物の服を購入してウキウキのムラサキです!

 

前回の記事で少し触れたディープバイトについて書いていこうと思います。

 

ディープバイトとは、過蓋咬合(かがいこうごう)とも言い、

深い噛み合わせのことを指します。

矯正治療前の私の歯並びを見てもらうと分かるように、

上の前歯が下の前歯に覆いかぶさってしまって、下の前歯が見えない状態です。

前から

横から

ちなみに、こちらが正常な噛み合わせです。

前から

横から

上の画像と違って、下の前歯がきちんと見えます。

 

この画像を見ただけでは、ディープバイトでも歯並びがガチャガチャじゃ無いから、

矯正とか必要無いんじゃない?と思われた方もいるかもしれません。

しかし!!!矯正とは、ただ綺麗に歯を並べることに非ず!

矯正とは、審美性はもちろん、機能性も回復させるために行うものなのです!!

ディープバイトのままでいても良いことは一つもありません。

 

では、ディープバイトのデメリットとは何か?

1. 下の前歯が上の前歯の生え際の歯茎に当たって歯周病の原因になる。

2. 奥歯に負担がかかりやすい為、奥歯が歯周病になりやすい。

3. 顎関節の適切な位置より深く咬みこむため、顎関節症になりやすい。

4. 将来入れ歯になった時に入れ歯がすぐに壊れてしまいやすい。

主なところはこんな感じです。

 

私も歯科業界に入るまでは、ガチャガチャの歯並びじゃないから矯正は必要ないと

思っていましたが、歯科業界に入ってからは、歯並びだけでなく噛み合わせも

重要なんだと理解しました。

なので矯正治療を開始したわけです!そして色々思い知って行ったのです…suu

 

そして、前回の記事で書いていた、装置を上にしか着けなかった理由ですが、

ディープバイトの状態で下に装置を着けても、上の前歯に当たってしまい、

すぐに取れてしまったり、上の前歯に負担をかけてしまったりするので、下の歯に装置を

着けなかったのです!!

 

いかがでしょうか。いつかの記事でも書きましたが、装置を着ける時期などは患者さんの

口の中の様子なども見つつ、無理のないように着けていくのです。

患者さんそれぞれに口の中の様子は違うので、その人毎に合った方法で行うことが

できるよう、日々考えているということがお分かりいただけたと思いますnico

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょうihi

矯正歯科BANクリニック